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話上手と話下手

投稿:2019/12/02
改訂:2021/12/13

 

Intercultural C&Cのシッピー・大越 彩です。研修準備サポートブログへようこそ!

 

世の中には、即興で面白いことを面白く伝える、いわゆる『話上手』と言われる人がいますよね。大抵の場合、その人の周りには人が集まり、いつも楽しそうな様子だったりしませんか?

 

一方、対象的な人のことを『話下手』と言ったりします。つまり、「何を話せば良いのか困ってしまう」と思いがちな人や、「面白いことを言わなきゃと思うと余計に言葉に詰まってしまう」という経験を繰り返してきた人、はたまた「私は頭が悪くて会話のテンポについていくのが大変」という声を上げる人々のことです。何を隠そう、私もその中の一人です。誰かが楽しい話題を振ってくれれば、それに関する話をしたり、アイデアを出したりというのはできます。また、役割があって言わなければならないことが明確であれば、分かりやすい言葉を使って伝えることもできます。でも、人とのちょっとした会話などでは気の利いたことが言えず、自己嫌悪に陥ることもしばしばです。

 

先日も、即興で感じたこと・思ったことをまとめ、人の前で話す機会がありました。一応なんとか言葉をつなぎ、必要最低限のことは言えたと思いますが、終わってから数日間は「あぁ言えばよかったなぁ」「なんでこれを思いつかなかったんだろう」と頭の中でそのシーンを回想し、自分の話について自己批判をしていました。

 

では、なぜ、今このような仕事をしているのか、というと、「私は本来話すのがうまくないし、面白いことも思いつかない。でも、工夫して、多くの失敗をして、学び、一通りできるようになった。まだまだ発展途中だけれども、10年もの間、人の前に立って仕事をすることができるまでに至った。その経験があるからこそ、『私は話下手だ』と思っている人のことがわかるし、そう思っている人がどうやって苦手分野を克服できるのかということが『話下手』さん目線でお伝えできる!」と信じているからです。

 

どこの世界にも生まれながらにして優れた才能を持っている人がいます。プロ野球選手も、オペラ歌手も、天文学者も、宇宙飛行士もちろん、すごい努力をしているのは確かです。しかし、最初から『人とは違う何か』を持っていると思わせる場合が多いのではないでしょうか?『話上手』もそうだと思います。人を巻き込むのがうまい人、話し出すと周りの人が注目をする人、そういう人は確かにいます。

 

しかし、私達がここでやろうとしているのは、そういう人になろうというのではなく、人の前に立って、やるべきことを、最低限でいいから確実に行おうというものです。カリスマ性はなくても良いのです。最低限のスキルを学び、そのスキルが使えれば良いのです。

 

レーサーになるのではなく、買い物に行くために車の運転ができれば良い、というのと同じです。

 

スキルは基本を学び、学んだことを繰り返して練習し、体に染み込ませていくことで習得することができます。さらに、必要に応じてそのスキルを活用することができるようになります。スキル習得は、道具を手に入れるようなイメージといえば分かりやすいでしょうか?習得に時間のかかる人、すぐできる人、それぞれ個人差はあります。でも、練習すればおそらく、ショパンは無理でも、練習曲ならピアノの曲が弾けるようになるでしょう。さらに、おそらく一輪車は無理でも自転車には乗れるようになるでしょう。

 

話をするのに苦手意識のあるのあなたは、そのスキルを習得することで、大きな自信が得られることになるでしょう。道具を手に入れませんか?

 

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