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表現方法(表情)

投稿:2020/01/27

改訂:2023/02/06

 

Intercultural C&Cのシッピー・大越 彩です。研修準備サポートブログへようこそ!

 

あなたが誰かの話・スピーチを聞く時、どこに視線が行きますか? 

 

話し手の表情、ジェスチャー、服装、動き、背後のプレゼン画面などでしょうか?あるいは、自分の手元に資料があれば手元に目を落とすことも少なくないでしょう。また、もし、退屈なスピーチであった場合、部屋の横に窓があれば(例えば日本の学校の教室のように)、窓の外に視線が行くこともあるでしょう。

 

聞き手としては様々なところに目が行くのは確かですが、その中でも話し手の表情というのは、聞き手に話全体の印象を与える大きな要因となり得ます。表情一つで良い印象も残念な印象も与えることができる、と言っても過言ではないでしょう。

 

私の知り合いに、表情がとても豊かな人がいます。彼との会話自体は特別なものでなかったとしても、彼の表情がにこやかで楽しそうだと、こちらも笑顔になったり、また話したいと思ったりします。そのような経験はありませんか?

 

今回はそんな大きな影響を与える表情について、人前で話をするときに注意すべき項目に関して考えていきましょう。

 

<顔全体>

まず、顔全体ですが、顔全体が下を向いているとやや自身がなさそうな、不安げな印象を与えます。逆に顔全体が上を向いていると尊大な、偉そうな印象を与えます。顔はまっすぐに向けるよう心掛けて下さい。

 

<口>

口の開け具合はどうでしょう?口があまり動かない人の場合、表情筋といわれる筋肉(顔全体を覆っている筋肉で、表情を変えると動く筋肉)にあまり動きがなく、無表情に見られてしまうかもしれません。表情筋は口以外の場所にもありますが、口は他の部分より動きが大きい分、口の動きで表情が変わります。ですので、口を大きく開けて話し、表情に変化をつけられると良いですね。

 

<眉間>

眉間は顔全体としては狭いエリアですが、位置的に目立つということもあり、ここにシワがよっていると目に付きやすいです。特に、眉間のシワは笑顔より困り顔や怒り顔のときにでてくるものなので、シワが出ると怖そうな印象になる可能性があります。一方、眉間のシワは真剣になると出てくる場合もあります。これは顔のクセだと思いますが、真剣に話をしたり考えたりすると眉間にシワがよってしまうという場合には、眉間にシワがよっていないかどうか自分自身で注意する必要があります。

 

<目>

「目は口ほどに物を言う」ということわざがあるように、目が伝える情報はとても多いです。ことわざや慣用句を考えても、『目』の入ったことわざ・慣用句は他の体の部位より多いということを考えても、『目』というものは本来の『ものを見る』という役割以上の役割を担っているのだと思います。また、「白い目で見る」や「目が点になる」、「目を細くする」のように、『目』という言葉を使って感情までも表すような言い方まで数多くあります。

話をするとき、視線を会場の隅から隅まで行き渡らせ、聞き手が5人であっても100人であっても一人ひとりと最低でも一回は視線を合わせるように心掛けてみてください。また、視線を動かすときはゆっくり目に動かし、聞き手と視点を合わせる際にはしっかりと目が合うと実感できるまで止めます。

聞き手と目を合わせることができると、伝えたいメッセージや思いが一層相手に届きやすくなります。

 

たかが表情、されど目ですけれどもそれらから発する情報はとても大きく、話し手の印象を左右しかねません。ぜひ、どのような表情をして話しているのか認識してください。ビデオが手軽に撮れますので、ぜひ一度ご自分の話しているときの表情を録画し、見てみてください。自分の顔を見るのは恥ずかしかもしれませんが、ものすごく効果的な学びとなることでしょう。

 

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