投稿:2020/02/10
改訂:2023/02/27
Intercultural C&Cのシッピー・大越 彩です。研修準備サポートブログへようこそ!
色々な方と話をする中でよく聞く言葉の1つに「自信がない」というものがあります。
新しいことに挑戦する時や、知らない場所・知らないことに直面した時、あるいは、思っていたような結果が出なかった時などに自信が揺らいだり、自信を失ったりしますよね。
この『自信』はどこから出てくるのか、失った自信をどうやって取り戻すのか、経験のないことに取り組む時にどうやって自信を持って進めるのかということについて考えていきましょう。
例えば、初めて私が研修を実施した時、練習はできる限りしたけれども、会ったことない人たち相手だし、テーマに関してもそこまで精通していないし、そもそも研修を行うこと自体やったことないし。。。という感じで自信なんかゼロでした。
皆さんは、「自信がある」と思えるときはどのような時ですか?
- 知識や経験がある事柄についてする時
- 今までの経験の積み重ねで応用が効きそうな時
- 練習を繰り返した時
他にはどのような場面があるでしょう?もっとありそうですか?
上記で書いた状況は、経験や練習によって自信を得ることができることを示していますよね。確かに、繰り返し行うことで自信がついたり、安心が得られたりします。
例えば、ペーパードライバーで渡米した私は、どこに行くにも何をするにも車を運転することが必要条件になるアメリカでの生活がスタートした当初、私は運転に対して自信がありませんでした。道もよく分からない、運転もウン年ぶり、更に左ハンドル右側通行。でも、毎日嫌々ながらも運転するうちに、地元であれば怖くなくなりました。また、高速も何度も乗るうちに、よく行く場所には高速を避けずに行けるようになりました。今でも初めてで高速を使わないとならない場所に行くには、かなり緊張もしますが、それでも自信がなくなるほどではありません。
では、逆に、経験のないこと、練習ができない場合には自信は持てないのでしょうか?ネット上の辞書で『自信』という言葉の定義を見ると、「自分の価値・能力を信ずること。自己を信頼する心。」という意味が書いてありました。つまり、「自分はできる」と信じられれば、経験が知識がなくても自信を持つことは可能なのですよね。本来は。
ここで「本来は」と書いたのは、『わかってるけど、でも、自信って持てない』と思っている方が多いからなんです。
逆に、「自信がある」と言った場合、それは何に対しての自信ですか?
『成功すること』『上手にできること』の自信だったりしませんか?
こんな話を聞いたことがあります。
「自信を持って新しいことに挑戦できる人、躊躇せずに未知なる世界に飛び込める人は、『自分が成功できる』と思って実施しているわけではないのです。『失敗しても立ち直れる』という思いが自信の源なんです」
この話はものすごく私に印象深く残りました。自信を持って堂々と何でもできる人は、成功を確信しているのではなくて、失敗しても大丈夫だと知っているからなのか、と。たしかに、失敗したとして、実際に起こる負の結果は恥ずかしい思いをしたり、ちょっと時間やお金を多く使ってしまったり、という程度のことが多いように感じます。あるいは上司や周りの人に「あいつは大したことないな」と思われてしまうこともあるでしょう。ただ、一回の失敗で後々まで長引くほどの悪影響を与えてしまうものでしょうか?もちろん、仕事で失敗をしてしまい、大きな損害を会社に与えてしまったり、誰か・どこかの名誉を傷つけてしまったりということもあるかもしれません。が、多くの場合はそこまで甚大な被害とはならないのではないでしょうか?
うまくやろう、成功しなければと思うからうまくできる確信や成功できる見込みがないことに躊躇するのであって、失敗するのが当たり前、でも、失敗しても学べることを信じている、そこからまた更に前に進めることがわかっていれば、一歩踏み出すこともできるのかもしれません。
PCも触れない人が、今はITの時代だからとITの会社を起業しようとするのは、単なる無謀です。無謀と挑戦は違います。
また、自信を持つことは、尊大な態度をとる人であるわけでも、謙遜家でなくなることを意味しているわけでもありません。
気になっているワークショップに参加してみる、新しい分野の勉強を始める、未知の分野に転職してみるなどなどの挑戦は、「成功する確信」がなくても、「失敗しても学ぶことができ、立ち直れる確信」があれば、できるのではないでしょうか?これらの行動を積み重ねていくことで、様々なことに対して自信を持って行動できると信じています。
Intercultural C&Cのセッションでは、人前で話をするための技術的な話だけでなく、気持ちの面のサポートも行います。もし、何かやりたい・やらなければならないでも、心理的な壁があるという場合は、技術面だけでなく心理面の壁についても話し合い、クライアントさん個人個人にあった方法でセッションを進めていきます。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
人前で話すためのサポートが必要ですか?
aya@interculturalcandc.comまでご連絡ください。
直接話をしたい、という場合には、こちらからセッションにお申し込みください。
”Book Now”というボタンを押すと、日時の選択ができるページに行きます。実施はZoomで行いますが、事前にメールでやり取りをして、Zoom以外の選択肢なども必要に応じて提供します。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
コメントをお書きください