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内向的な人は「人前で話す」のは向かないか

Photo by Alexandru Zdrobău on Unsplash
Photo by Alexandru Zdrobău on Unsplash

投稿:2020/03/09

改訂:2023/03/13


Intercultural C&Cのシッピー・大越 彩です。研修準備サポートブログへようこそ!

 

人に言うとかなりの確率で驚かれますが、私は内向的で、話下手だと自認しています。また、一人で仕事をしているのが苦にならず、何日間も外出しなくても平気です。人に会ってエネルギーをもらうというより、エネルギーがないと人に会って話をしたくないなぁと感じることがあります。

 

人と話すのも、テーマが決まっていたり、相手から話を振ってもらえれば話せますが、私が友達などの中心となって会話を進めるというのはまずないです。

 

小さい頃は、泣き虫で、臆病で、幼稚園では幼馴染のHちゃん一人とだけ遊び、Hちゃんが他の子と遊んでしまうと一人でポツンとみんなの遊んでいる姿を見てるような、そんな子供でした。絶対に自分から「入れて〜」なんて言えませんでした。

 

成長するに従って、友達を作って遊んだりできるようになり、必要に応じて知らない人とも話ができるようになりましたが、基本的な「一人が好き」というのは今も変わっていません。

 

10年も人前で話をする仕事をしてきた人に限って「一人が好き」はおかしいように聞こえるかもしれませんが、知らないところに一人で出向き、知らない人を相手に何時間も、時には何日も研修をするのは、仕事としてしていたのであって、私が生まれ持ってきた性格を変える必要なしに職務を行うことができていました。確かに、私の周りにいた同僚や先輩たちはどちらかと言うと外向的で、人が大好きという人たちが多かったです。自然に人が集まってくるような、そんな雰囲気を持っている人も少なくありませんでした。そのような人たちは、毎日研修をするとエネルギーをもらっているようにすら見えることがありました。

 

ただ、私以外にもどちらかと言うと内向的という人も少なからず同僚や先輩にいたことも確かです。では、私を含め内向的な人が外向的な人たちより仕事ができなかったでしょうか?華やかさや目を引くようなオーラなどはやはり外向的な人たちには備わっている気がしました。更に、そのような人たちは、人を『やる気』にさせる話術に長けていたように感じます。一方、内向的な人たちは地味だったかもしれません。パッと視線を集めるような行動も話術もなかったと思います。でも、それとは違った良さがあったように思います。

 

例えば、私は自分自身の強みとして、理論的に考え、全体像を把握できることだと理解していました。なので、研修の中身を考えるときには私の強みを意識して、丁寧に理論構築をし、誰にでも分かりやすい説明を心がけるようにしていました。

 

聞き手に研修の内容を理解してもらい、『やってみよう』と思ってもらうためには、

 

持ち前の人を惹きつけ、やる気にさせる話術を用いて心で理解してもらう

 

あるいは、

 

段階を踏むように丁寧にかつ理論的に説明をして頭で理解してもらう

 

どちらでも良いのです。もちろん、両方できることに越したことはないですが、どちらが自分の強みなのかを理解して、強みをフル活用するのも悪いことではないと思います。

 

つまり、『内向的だから、人前で話すのは向いていない』ということはないです。

 

ただ、やはり、内向的な私達は外向的な人たちが必要としない練習を重ねる必要があると実感しています。ですので、丁寧に基礎を学び、繰り返し練習を怠らずに行いましょう。それをすることで、外向的な人にはない強みを持ち、話をすることができるようになります。

 

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