Intercultural C&Cのシッピー・大越 彩です。研修準備サポートブログへようこそ!
私が初めて自分の言動が奇妙だと感じたのは20代も後半の頃でした。
ビジネススクールに通うための電話インタビューの中で、面接官と英語で話をしていました。その間は、携帯電話を持っていない手でジェスチャーをしたり、部屋の中を歩き回ったりしながら話をしていました。おそらく笑顔で話をしていたのではないでしょうか。そして、電話はつながったまま、その学校に在籍する日本人の教授との会話に移り、突然、日本語での面接が続けられたのです。同じ日、同じ時間、同じ空間にいたのに、私の行動はガラリと変わりました。瞬間にして私の足は止まり、手の動きも止まり、代わりに挨拶をしながら見えない相手にお辞儀までしてしまったのです。おそらく顔の表情も固くなっていたことでしょう。
面接をしながら、私は自分自身の変貌ぶりにおかしさを感じたのを今でも覚えています。
皆さんの中にも似たような経験・覚えがある人もいるのではないでしょうか?
先日も、仕事で日本人だけれども、日本語話者かどうかわからない人にメッセージを送る必要がありました。先方は英語ができるのは分かっていましたが、もし、日本語を第一言語とする人であれば、日本語でやり取りしたほうが良いかなと感じたので、英語と日本語の両方でメッセージを送りました。
ほんの一言、簡単なものだったので、英語のメッセージは親しみが湧くように、丁寧だけれどもカジュアルな文体で書いたのですが、日本語で書こうとしたら、個人的な知り合いではなく、仕事上のメッセージだという事実が頭から離れず、英語で書いたのと同じような文体で日本語で書くことができず、かなりビジネス調の文体になってしまいました。自分でもおかしくて、不思議でした。
出だしからして、英語の方は
"Hello ◯◯-san, my name is Aya"
だったのに、日本語では
『△△◯◯様。はじめまして、大越彩と申します』
としか書けませんでした。なんか変な感じですよね。
もし、彼との会話が今後英語でなされることになった場合、私たちの関係はかなりカジュアルで肩肘の張らないものになるでしょう。一方、同じ人間同士でありながら、もし、日本語でのやり取りをするとなったら、おそらく英語でのやり取りよりずっとかしこまって、相手に敬意を払いながら丁寧なやり取りをすることになるでしょう。
たかが言語、されど言語!
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