Intercultural C&Cのシッピー・大越 彩です。研修準備サポートブログへようこそ!
以前、『質問技法』のブログ記事で多少質問について触れましたが、今回は更に詳しく質問の中身について考えていきましょう。
オープン質問(オープンクエスチョン)やクローズド質問(クローズドクエスチョン)という言葉を聞いたことはありますか?
オープン質問というのは、いわゆる5W1Hを使って行う質問です。
例えば:
- いつからこの仕事についていますか?(When)
- どこでこの技術を学びましたか?(Where)
- 誰がそのチームにいましたか?(Who)
- プロジェクトの結果はどうなりましたか?(What)
- なぜその手法を選んだのですか?(Why)
- どのように話し合いを進めましたか?(How)
クローズド質問というのは、「YES」か「NO」で返事ができる質問です。
例えば:
- Aという商品を知っていますか?
- プロジェクトマネージャーの役割をしたことがありますか?
質問から得られる答えを想像すると分かるように、オープン質問は答える側がたくさん話しをする機会が得られます。また、質問をした人には予想もしなかったような答えが返ってくるなど、話が広がりやすく、多くの情報を得られることが多いです。さらには、答え方を観察することで、相手の思考の働き方や、物の考え方などが見えやすくなります。一方、オープン質問をすると、人によっては必要でない情報まで話し始めてしまったり、意図しない方向に話が行ってしまったりする可能性もあるので、注意が必要です。
クローズド質問は、答えが簡潔で、明瞭なため、必要な情報がすぐに得られます。話が広がりにくいので、時間や話題ををコントロールしたいときには有効です。相手と共有すべき情報の確認や、話の内容の要約・確認などの場面でも活用できます。しかし、例えば「Aという商品は知らないけれどもBやCは知っている」というような場合や、「プロジェクトマネージャーの役割は担わなかったけれどもクロスファンクショナルチームのマネージャーとして働いた」という場合には追加の情報が得られない可能性があります。
これらの質問の特性を理解し、
- 話を広げたい、幅広く情報収集をしたい場合 ⇒ オープン質問
- 確認をしたり、特定の情報を得たい場合 ⇒ クローズド質問
とどの場面でどちらの質問をしたら良いか、把握した上で質問ができるようになると効果的にコミュニケーションが取れるようになります。
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