Intercultural C&Cのシッピー・大越 彩です。研修準備サポートブログへようこそ!
「人前で話をするのが苦手です」という人の中で『いざという時に話すことを忘れたらどうしよう』という思いを抱いている人はかなり多いものです。
頭が真っ白になってしまったら!
こう考えただけで怖い気持ちが湧き出て、怖気づいてしまいますよね。
でも、起こっていないこと、起こるかどうかわからないことのために心の平安を脅かされたり、やるべきことが手につかなくなったり、寝たいのに眠れなくなったら。。。余計に心配事が現実のものとなりそうですよね?
起こるかどうか分からないことに不安を抱くことは、たしかに無意味です。でも、その気持が自分の意志とは別に湧き上がってしまうものだとしたら、それをコントロールするのはなかなか大変です。
長期的には、不安をコントロールできるように、自分の考え方そのものを少しずつ変えていくことは可能です。しかしながら、時間もかかるし、なかなか簡単にはできないことです。ですので、とりあえず、今すぐできることとして、不安と共存する方法を考えましょう。
共存ということに関して、『不安』についての理解と『もし。。。』の場面についてという観点で見ると、
①不安を感じることについて
②心配なことが起こった時に関して
という、2点について考える必要があるかと思います。
①不安を感じることについて
まず、「①不安を感じることについて」ですが、不安を感じることは果たして悪いことでしょうか?太古の昔、野生動物や敵の存在に毎日のように脅かされて生活をしていた私たちの祖先は、しょっちゅう「失敗したら自分の命に関わる」という場面を経験してきたことでしょう。あるいは、部族で生活をし、狩りや農耕など仲間とともに共同で行っていたので、「仲間から受け入れられなくなってしまったら自分の命に関わる」状態でもあったのです。なので、失敗することや、仲間から受け入れられないことは何が何でも避けたいものだったのです。そして、それを避けてこれた祖先のおかげで私たち子孫が存在しているのです。なので、不安を感じることは太古の昔から私たちのDNAに刻まれた記憶で、身体に染み込んでいるのです。
ということは、「不安になっても仕方ないよね」ということではないですか?
次に不安を感じた時「ご祖先様、ありがとうございました」と声に出して言ってみてはどうでしょう?
②心配なことが起こった時に関して
そして、「②心配なことが起こった時に関して」ですが、もし、本当に頭が真っ白になってしまった場合のことです。もし、本当に頭が真っ白になってしまった場合、想定できる最悪のことは何でしょう?主催者や自分を推してくれた人に迷惑を掛ける?次の機会がなくなる?聞いている人から笑われる?
ではもし、万が一そうなってしまった場合に備えて、今、どんなことができそうですか?
一つは上記で挙げた最悪の事態への対応。もう一つは、頭が真っ白になってしまったときの回復法を考えて備えておくことではないでしょうか?
まず、最悪の事態ですが、「周囲に迷惑をかけてしまう」、「次の機会がなくなる」、「人から笑われる」ことはどれほどの損害を招きそうですか?周囲に迷惑をかけてしまうというのは、間違ってはいないかもしれません。が、もし、頭が真っ白になってしまったとして、もし、数秒で復活できたとしたら、あるいは、間を持たせることができたのならば、そこまで大きな迷惑にならないのではないでしょうか?となると、人に迷惑を掛ける対策は、上記の「回復法」を考えておくことでカバーできそうです。
では、もし、頭が真っ白になってしまったら、どんな方法で回復・復活できそうですか?
- あんちょこを忍ばせておいて、それを見る
- 最後に話した言葉をもう一度口にする
- それまで話したことをもう一度振り返る
- 「何を話そうとしていたのか忘れてしまいました」と言って、聞き手に笑ってもらう --> これは、笑うことで場の空気が和むだけでなく、私達自身も少し緊張を解すことができるのです。緊張がほぐれることで気持ちに余裕が出ます
これらのことをすること、さらには、「準備ができている」と思えることで気持ちが楽になることもあります。
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