Intercultural C&Cのシッピー・大越 彩です。研修準備サポートブログへようこそ!
人前で話をするとき、あんちょこのような、台本のようなものを手元において話をしますか?それとも、何も見ずに話をしますか?
実際に話をするときに何も見ないとしても、話すための準備をする必要はあると思います。
その、何をどう伝えるかを考え、文字に落としたものをレッスンプランと言います。教則という言い方をする場合もありますが、つまり、教える・伝えるためのポイントを纏めたものです。レッスンプランを作ることで、準備ができるのです。そして、このレッスンプランは、実際に話をする時にはあんちょこ・台本として使うこともできるものです。
今回は、このレッスンプランの作り方、作るときのポイントについてお伝えします。
レッスンプランには大きく分けて二種類あります。
一つは台本のように、セリフなど細かくすべてのことが書いてある全文型。そしてもう一つは要点だけまとめてある要約型です。
どちらが良い・悪い、ということはないのですが、数分のスピーチであれば全文型でも良いですが、1日8時間分のレッスンプランとなると、全文型にすると量が多すぎて使い勝手が悪くなるので気をつけてください。
慣れたら、要約型を作りながら準備をし、それをあんちょことして使えるようになりますが、まだ慣れていない、不安だ、という場合は
- 要約型で大枠・ポイントを絞り、何を伝えたいのか・理解してほしいのかを明確にする
- 全文型を作る(もし、長くなるようであれば、最初の10分、導入部分、のようにスタートから一部だけでもOK)
- 再度、要約型を作る。この時は、注意点や忘れてはいけないキーワードなど、全文型を作った時に気づいた要素を含める。これを当日のあんちょことして使う
という流れで作ると効果的です。
上記の流れの順番で考えていきましょう。要約型は2つ上記にあるので、上のを要約型①、下のを要約型②とします。
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要約型①
- ゴールを明確に(何を理解してもらうのか、何ができるようになってもらうのか)
- ゴールを達成する理由を明らかに(話、講演、研修の目的)
- 使える時間
- 人数
- 聞き手について
- その人達がゴールを達成するためにすべきこと
- その他注意点
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全文型
- セリフ(一言一句)
- 準備するもの・置き場所(机の上なのか、とりあえずは見えないところにおいておくのか、など)
- スタートする時の立ち位置
- その他注意点
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要約型②
- ゴールや目的
- スタート時や途中の気をつけるポイント
- キーワードや例話
- エクササイズ・実践練習とその所要時間
- テーマごとにかける時間
- その他注意点
この3つの流れで準備をすることで、大事なことが明確になり、いつ何をするかが記憶に残りやすくなります。
全てをすることは、面倒だし時間も無駄に感じるかもしれません。慣れたら最初から要約型②が作れるようになると思いますが、慣れるまでは手間に感じたとしても要約型①を作り、全文型を作ってから要約型②を作るようにしてみてください。
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